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BIコンサルタントの仕事・役割とは

BIコンサルタントの仕事・役割
BI(Business Intelligence)は日本でもそのままビジネス・インテリジェンスとも呼ばれることが多いです。直訳的に「ビジネスに関連する知能や知識」と表現できるように、企業のトップ層の意思決定をサポートする為に必要な情報を収集・蓄積・解析し提言を行う役割やそれを実現する技術を指す言葉です。古くは「意思決定支援システム(Decision Support System)」とも呼ばれていました。

BI自体は実は古くから存在する概念で、ITが幅広くビジネスにおいて導入・活用され始めた後に、広範なビジネスに関連するデータの収集や解析が可能になった事から注目度が高まりました。更に近年では、サーバー費用の低下や処理性能の大幅な向上によって過去には扱うことのできなかった量のデータを扱えるようになったこと、モバイルの浸透によるデータ量の増加、そしてERPやCRMといった業務システムが幅広く導入され多量のデータが体系的に蓄積される土壌が整ったこと、更に人工知能や機械学習といった高度にスピーティな解析を実現し得る先進的なデータ解析技術が発達したことなどにより、BIへの積極的な投資が企業の競争戦略において重大な意味を持つようになりました。

更に、環境変化が大きく、迅速な適応や意思決定のスピードが求められる現在のビジネス環境においては、トップ層であるかに関わらず社内の様々なユニットにおいて、データサイエンティストと呼ばれるような解析の専門家を介することなく、全社的に整備されたデータ群の中から適宜分析が行うことができ、必要なインサイトが得られるような環境の構築を志向する企業が増えつつあり、そのようなBI環境の実現をサポートするシステムやコンサルティングサービスへの需要が高まっています。

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BIコンサルタントの仕事とは

実際のBIコンサルタントの仕事は他のITコンサルティング領域と同様に多岐に渡ります。
クライアント企業(以下、顧客)が抱える課題や市場の競争環境を鑑みて「なぜBIが必要なのか」「どんなBI環境が必要なのか」といった戦略を立案する案件の立上フェーズにコンサルタントとして参加することもあれば、既に明確に存在する戦略の実現の為に、DWH(データ・ウェアハウスと呼ばれるデータの保管・運用を担う)やETL(Extract/Transform/Loadと呼ばれるデータ処理の一連プロセスを担う)、OLAP(蓄積されたデータの分析・処理を担う)といった関連するソフトウェアやシステムの評価・選定、それらのインストールや個別に開発が必要なシステムの要件定義や開発のファシリテート、導入支援に至るまで幅広く顧客の状況やニーズに応じてサービスの提供を行います。
環境構築後においては、顧客に代わってデータの解析を行い、得られたインサイトを提供し、意思決定者に対して直接的に助言を行う場合や、顧客自らが分析・活用できるように教育研修等を実施する場合もあります。

BIコンサルタントの仕事のやりがい

CRMやERPといった基幹業務システムの導入による効率化やコストの削減の時代が一巡し、それらのシステムの配備によって収集されたデータを最先端の技術とテクノロジーを用いて、企業の経営資源や利益、そして競争力に変えていく為のお手伝いをするBIコンサルタントの仕事はまさに時代の最先端を走っていると言うことができるでしょう。
またBIが活躍できる領域は広く、経営企画やマーケティングに限らず生産管理、在庫管理、物流など企業のあらゆる分野の経営課題にアプローチをすることができます。
市場と顧客のビジネスを理解し、アイデア次第で提案範囲を広げることができます。
BIの最も代表的な領域である経営トップの意思決定プロセスに関わることは、大きな責任が伴いますが、同時に刺激的でもあり、コミットしやり切った際には大きな成長機会になります。

BIコンサルタントに必要なスキル・資格

BIコンサルタントに必要なスキルは一般的なコンサルタントと同様に論理的思考能力や仮説思考、思考や説明を行う為のフレームワークに加え、IT全般に関する高い知識が求められます。
応募するファームや募集ポジションによっては、アナリストやサイエンティストとしてのデータ解析の経験やスキル、またSE寄りのポジションであればOracle、SQL Server、Netezza、Essbaseなどのデータベースを扱えるスキルが求められる場合があります。

現時点でBIコンサルタントの経験者やデータ・サイエンティストといった人材はまだ転職市場には少ない状況にあり、ERPやCRMなどの基幹システムの業務を経験してきた方や、事業会社で関連する業務(BIの利用部門である経営企画関連部門でのデータ解析など)を経験してきた方はBIコンサルタントとして採用される可能性が高まります。

BIコンサルタントの年収・給与

BIコンサルタントの年収や給与や他のIT関連のコンサルタントと同様に階級によって大きく異なりますが、人材の希少性からオファー金額が比較的高い傾向にあります。

エントリーレベルであるアナリスト〜コンサルタント(企業ごとに呼称は異なる)でも、600万円程度からのオファーを期待することができ、豊富な経験や専門的かつ高度なスキルをアピールできれば、若手でも1,000万円台のオファーを得られる可能性も十分にあります。

BIコンサルタントのキャリア

BIコンサルタントのキャリアパスは他のIT系コンサルタントと同様にコンサルティングファーム内でパートナー等への出世を目指したり、同形態のコンサルティングサービスを提供する他のファームに転職してキャリアアップを狙う道があります。
事業会社での活躍の場面も多く、IT関連部門は当然のこと、大量かつ高度なデータ解析と関連性が高い経営企画やマーケティング部門等の多様な領域でBIコンサルタントとしての知識や能力を発揮し活躍することができます。今後、訪れるIoTの時代において、ますますデータ関連人材の需要は高まっていくことが予想されています。
「IT」、「データ解析」、「意思決定」と最初はハードルが高そうな言葉が並ぶBIコンサルタントの募集要項ですが、飛び込んで努力を重ねた後には大きなチャンスが待っています。

BIコンサルティングの有名企業

BIコンサルタントや関連するポジションを募集する企業にはいくつかの種類があります。
まずは総合系コンサルティングファームです。
有名な企業ではアクセンチュア、アビーム、PwC、デロイトトーマツなど名立たるファームが挙げられます。
ビジネス・インテリジェンスに特化したコンサルティングファームも存在しています。

次にBIツールを提供するITベンダーも人材を募集しています。
有名な企業ではIBM、オラクル、SAPなどが挙げられます。Webマーケティングに特化した企業がBIコンサルタントを募集するケースもあります。

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